『オパールとオパルセント』
@箱根ラリック美術館
~魔性の光に魅せられて~
先週末、三島・箱根方面の旅を楽しんできました。
間近に見える富士山を楽しみにしていましたが、天気が今一つでちょっと残念でした。
1日目は「星の王子さまミュージアム」と「箱根ラリック美術館」へ。「箱根ラリック美術館」では、8月に四国の展示会で一緒にお仕事をした「ジュリオ・ペリチオーニ」氏の作品が展示され、この2日間は実演もされるということで伺うことにしました。
彼の作品には「オパール」を使用したものが多く、自然をモチーフにした繊細な技法がラリックに通じるものがあり、今回の出展になったそうです。
オパールは10月の誕生石であり、光によって七色に輝くことで人気があります。他の宝石にはない魅力ですね。
会場にはオパールの原石やラリックの作品が展示され、ジュリオさんは作業の工程を説明しながら、実際に仕上げするのを見せてくれました。普段は完成品しか見られないので、改めてこんなに手がかかっているのを知りました。
私も挑戦しようかと思いましたが、なかなか力がいりそうですね。若い男性は挑戦されていました。
イタリアの技法「スプニャート」は、本場でも技術を身に着けた人が少なくなっているそうですが、ジュリオさんは山梨で学生さんたちに継承できるよう活動をされています。
私はラリック社の香水瓶に惹かれました。ニナリッチの香水瓶は見覚えがあります。また、ラリックがガラス工芸家として制作した「オパルセント」のガラスは、優美でとても魅力的です。芸術の秋、足を運ばれてはいかがでしょうか?