ジュエリーへの想い
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
2週間後はいよいよ「JEWELRY GO ROUND 2018」 の開催となります。私は残りの時間を有意義に使い、前日までその詳細をお伝えしていきたいと思っています。
今回は第1回「世界の大宝石展」から数えて45回目の開催となります。
こんなにも長い間続けてこられたことは、お客様・小売店様・メーカー様及び関係者すべての方のお陰だと心から感謝しています。
さて、19日(土)13:00~
ロイヤルシアターのステージにて 歓びをもたらす「ジュエリー×装いの力」
政近準子氏とのトークセッションをさせていただきます。
お伝えしたいことは沢山ありますが、お客様目線で「ひとつでも心に残るお話」「明日からのヒントになるお話」をさせていただくのが一番かと思っています。
原稿の用意をしながら、お伝えしたい内容を書いてみました。
日々更新されていくので、当日お話しする内容とは変わっているかもしれません。
今日の時点で私がお伝えしたいことです。
もともと「ファッション」と「ジュエリー」はそれぞれが引き立てあっていくものだと思います。しかしながら「宝石・宝飾品」という価値観からなのか、オシャレな方でも全くジュエリーに興味のない方もあります。人前に立たれる方や発信力のある方には、是非とも身につけていただきたいと思っています。
東京都知事の小池百合子さんが連日取り上げられたときは、「今日はどんな装いでどんなジュエリーを着けられているのか?」とても楽しみでした。現実問い合わせもかなり来ていました。
「きっかけ」みたいなものがないと生涯「贅沢品だから必要ない」「私はいらない」で過ぎていってしまうのかもしれません。学生時代に岐阜にパルコができまして、ファッションの楽しさやブランドごとの強烈な個性を眼のあたりにしました。
OL時代は仕事帰りにウィンドウショッピングするだけでも、時代の空気を感じることができました。1Fの入り口に大きなジュエリーショップがありましたが、私はいつも素通りしていました。興味がなかったからです。
洋服を買うお金が余った人しか買えないものだと思っていました。同僚でボーナスのたびに購入している人もいましたが、それさえも不思議に思っていました。
ご縁がありジュエリーに関わらせていただいて30年が経ちますが、今は全く違う気持ちでいます。人生に寄り添い、引き立ててくれるジュエリーがあれば、毎日洋服を着替えても「その人の価値あるいは価値観」とか「スタイル」は保たれていくものだと思います。
ファストファッションを取り入れた装いや少し冒険した装いでも、やはりその人らしさが表れるものだと思います。
安いものではありませんが、丁寧に選んでいただき大切に扱っていただくことで、ずっと楽しんでいただけます。毎年ご来場いただいているお客様はもちろんお解りいただけていると思います。
では、次の世代の方に「ジュエリー」が傍にある歓びを伝えていくにはどうしたら良いのでしょう?
着物もそうなのですが、ご家族や周りの先輩がジュエリーを上手に着けられていると、自然に「着けてみようかな」という気持ちが湧いてきます。どうぞこれまでにご購入いただいたジュエリーを機会あるごとに着けていただき、それにまつわるエピソードを若い人達にもご紹介ください。お客様に憧れた人達からきっと広がっていくと思います。
これからは販売目的ではなく、ジュエリーを身近に感じていただける体験イベントやファッションとのトータルコーディネートもご提案したいと思っています。
今回の展示会で政近準子氏に来場していただき、トークセッションをお願いしたのは、そんな想いがあるからです。応援に駆けつけてくれたスタイリストさん達も、何度も打ち合わせをして準備をしています。
イベントブースでは、彼女たちが持ち込んでくれたアイテムや弊社がご用意したジュエリーを実際に使ってあれこれ楽しんでいただけます。最後にフォトブースでお写真も撮影させていただきます。
またとない機会ですので、是非お気軽にご体験ください。お一人様20分の枠でご予約を受け付けています。空いている時間等お電話でお問い合わせください。
最後にイタリアから輸入した「ロケットペンダント」についてご紹介させていただきます。私はジュエリーのスペシャリストではありません。スペシャリストとは例えばデザイナーとか宝石鑑定士とかスーパー販売員ということです。その代わりに色々な視点を持っています。経営者の視点、マーケティングの視点、何よりも消費者の視点。そして、政近さんから学んだ装力の視点です。
「ロケットペンダント」を見つけたのは消費者の視点でした。「可愛い」「こんな綺麗なロケット見たことない」「着けてみたい」「何を入れようか?」こんな感じでした。
経営者の視点で冷静になって考えました。「売れ筋か解らないものを在庫にしてよいのか?」マーケティングの視点で考えました。「市場はあるのか?」「競合はあるのか?」
日本で最近見られなくなったのは作れる工場が少なくなったこと。職人さんが少なくなったことが原因のようです。
真鍮やシルバーの製品は出回っていますが、18金製のものはほとんどなく、あるとすればとてもシンプルなデザインになります。
ロケットペンダントに入れるものは、身につける人にとって一番大切な人であり、思い出であるはずです。これからはペットの写真もあると思いますし、故郷の風景なども良いと思います。
10金で価格を下げることもできましたが、18金という最高の素材に拘りました。デザインと加工技術はジュエリーの本場イタリアのものです。
ロケットペンダントは毎日着けていただくのも良いですし、写真の方と一緒に出掛けたい場所へ行くとき身につけていただくのも良いと思います。とにかくスマホの画面で見ていただくよりは、ずっと温かみのある美しいものです。
「ロケットペンダント」のみのご紹介となりましたが、出展していただいくメーカー様にもそれぞれの拘りや想いがあります。2日間のために最高のものを展示していただきますので、是非ゆっくりとご覧いただき楽しんでいただきたいと思います。