VICENZAORO イタリア最大のジュエリー展示会


ミラノから急行列車に乗り、終点ヴェネツィア駅の手前がヴィチエンツア駅です。

周辺の市街地はジュエリー産業で世界的に有名な地域で、中世の佇まいを伝える町並みは本当に美しくタイムスリップしたような気分になります。

ヴィツエンツアの郊外では、毎年1月と9月にイタリア最大のジュエリー展示会「ヴィチエンツア・オロ」が開催されます。

新作発表は1月が多いようで、2018年の開催は1月19日〜24日の6日間でした。

一歩足を踏み入れると、それぞれのブース装飾がとても立派で美しいのに見とれました。

「IJT国際宝飾展」が開催されている東京ビッグサイトは、次々に色々なイベントが開催されますが、こちらの会場は「ヴィチエンツア・オロ」のためだけに使用されるとのこと。本当に贅沢で美しい装飾が施されています。

普段目にするイタリアンジュエリーは限られたものだけなので、こんなにも種類が多いのかと本当に驚きました。

そして接客するすべての人達が、自社のジュエリーに対して誇りを持たれている姿が眩しいくらいでした。

そんな中でも特に眼に留まったジュエリーがありました。

「売れそうな商材」という視点だけなら興味を持ったかどうか解りません。

本当に純粋な気持ちで惹き付けられました。職人さんの技巧が施された手作りのロケットペンダント。

デザイン・技術が最高で、大切な人の写真を入れるのにこれ以上のものは無いと思いました。

テイストごとにネーミングされ、これだけの種類があればどんな好みの方でもピッタリのものが見つかりそうです。

いくつかを選んでみると、どれも魅力的で色とりどりの様子は「アソートチョコレート」のようです。

一目惚れしたのは仕方ないとして…

自分の好みとしてではなく、ビジネスとしてどうなのか?

需要と供給、価格帯等も考えなければなりません。

美味しいものをいただいて一晩ゆっくり考えることにしました。

宿泊したのはヴィチエンツアの近隣の町「チッタデッラ」

お散歩してみるとすぐにひとまわりできる歴史ある小さな町です。

趣があって安全で静かな町。都会にはない良さがありますね。

では、この続きはまた明日。